【Windows/msys2】Emacs 26.2の64bit版をインストール

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以前の記事で、Emacs 26.1をビルドして使う記事を紹介したが、2019/4/12にEmacs 26.2が公開された。

これまではIMEパッチを当てるためにEmacsのソースからビルドして使っていたが、Emacs 26.2ではオリジナルのソースコードに「簡易IME対応」が取り込まれたようなので、GNUで公開のものをそのままインストールして使う事にした。その手順など備忘録を残す。

準備

msys2のインストール

msys2のmingw64環境で使うので、msys2がなければ下記記事を参照しインストール。

msys2でWindows上でのビルド環境をつくる(msys2のインストール)
GNU makeやコンパイラが動かせる環境を、Windows上にmsys2をインストールしてつくる。Unixのbashライクなコマンドラインが使えるようになるソフトだが、このようなソフトは、他にはCygwinやMinGWなどがある。msy...

以前ビルドした26.1バージョンを削除

以前のビルドしたバージョンがインストールしてある場合はアンインストールしておく。ビルド構築したフォルダに移動して下記コマンドを実行。

$ make uninstall

尚、下記2つのファイルは上記では消えないようなので手動で削除。

$ rm /mingw64/share/emacs/site-lisp/subdirs.el
$ rm /mingw64/share/icons/hicolor/scalable/mimetypes/emacs-document23.svg

Emacsのインストール

基本的には、GNU Emacs – Download & install に記載の手順でインストール。
msys2 mingw64のコマンドプロンプトから下記コマンドを実行。

$ pacman -S mingw-w64-x86_64-emacs
依存関係を解決しています...
衝突するパッケージがないか確認しています...

パッケージ (3) mingw-w64-x86_64-ctags-5.8-5  mingw-w64-x86_64-xpm-nox-4.2.0-5
               mingw-w64-x86_64-emacs-26.2-1

合計ダウンロード容量:   34.96 MiB
合計インストール容量:  212.69 MiB

:: インストールを行いますか? [Y/n]      <== 'Y'を押して進める

Emacsの起動

msys2のコンソールから、下記コマンドでバージョン確認できる。

$ emacs --version
GNU Emacs 26.2
Copyright (C) 2019 Free Software Foundation, Inc.
GNU Emacs comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
You may redistribute copies of GNU Emacs
under the terms of the GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file named COPYING.

Emacsの起動は

$ runemacs

尚、Emacsの終了は

C-x C-c

コマンドから抜けるには

C-g

【Emacs起動画面例】
画面01

Emacs初期設定ファイル(~/.emacs.d/)

私の使っているEmacs初期設定ファイル一式(~/.emacs.d/)はGitHubに公開登録しGit管理しているので、それを下記コマンドでホームディレクトリにコピー。尚、macOS, msys2(Windows), Ubuntu(Linux)で共用。このEmacs 26.2でも利用できた。

$ git clone https://github.com/jr4qpv/dot.emacs.d.git ~/.emacs.d
【Emacs 25-26】初期設定ファイル(~/.emacs.d/)をGitHubに公開
これまで紹介してきた、私の使ってるEmacsの初期設定ファイル「~/.emacs.d/」をGitHub(下記URL)に公開した。macOS, Windows, Linuxで共用。Emacsの初期状態ではお世辞にも使い勝手がいいとは言...
【Windows/msys2】Emacsをログイン時に常駐させ、emacsclientでEmacs起動を高速化
Emacsはお世辞にも起動時間は早いとは言えない。特に、init-loaderを使って初期設定ファイルを機能分割してファイル数が増えてきたりすると見通しは良くなる一方で、起動時間は遅くなる。そこでEmacsのServer機能を利用して改...

cmigemoのインストール

ローマ字のまま日本語を検索できるように、cmigemoをmsys2にインストール。(下記記事参照)

【Emacs/msys2】migemoを有効にし、ローマ字のまま日本語検索する
前記事で、Emacs(macOS)での migemo の設定ついて紹介したが、msys2(Windows環境)のEmacsで、migemoインクリメンタル検索を使えるようにしたので備忘録を残す。migemo はローマ字のまま日本語を検索す...

補足

  • IMEパッチをあてない場合、(w32-ime-initialize)関数はエラーになるので、使用しないようにEmacs初期設定ファイル(~/.emacs.d/)を更新(2019/6/18)してGitHubにアップした。
  • 未確定文字のインライン表示で日本語入力はできるが、「簡易IME対応」でなくフルIMEパッチ(詳しくは参考.3)で使いたい場合は、以前の記事で紹介した手順でソースにパッチをあてビルドして使う事もできる。毎回ビルドするのも大変なので、今後はGNU配布バージョンで手軽に使っていこうと思う。
【Windows/msys2】Emacs 26.1の64bit版をビルドする
以前の記事で、Emacs 25.3をビルドして使う記事を紹介したが、2018/5/28にEmacs 26.1が公開された。そこで、msys2環境の64bit環境(mingw64)でEmacsを26.1をビルドし動かしたので備忘録を残す。...

参照記事

【Emacs 25-26】初期設定ファイル(~/.emacs.d/)をGitHubに公開
これまで紹介してきた、私の使ってるEmacsの初期設定ファイル「~/.emacs.d/」をGitHub(下記URL)に公開した。macOS, Windows, Linuxで共用。Emacsの初期状態ではお世辞にも使い勝手がいいとは言...
【Emacs 25-26】macOS, Windows, Ubuntuで共通なエディター環境を構築(まとめ)
macOS, Windows(msys2), Ubuntu-Server/Desktopで共通操作性のエディターを目指して、「Emacs」環境を構築してきた。私も実際に使ってきて実用的になってきた。本サイトでも断片的に紹介してきたのをまと...
【Windows10/WSL Ubuntu, Ubntu 18.04】Emacs25を使う
以前の記事で、Windows10のWSLでUbuntuが使えるようにした。そこで、Emacsエディターも動くようにしたので備忘録を残す。WSLとはいえ基本的にはUbuntuなので、以前、Ubuntu 16.04 LTS Server...

参考

  1. GNU Emacs – GNU Project
  2. NTEmacs / Emacs for Windows
  3. NTEmacs IMEパッチ
  4. 64bit版 GNU Emacs 26.2 for Windows(w/ IMEパッチ)
  5. Windows 用に ime パッチを当てて Emacs 26.2 を手元でビルド

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