DELLパソコンで「M.2 NVMe」SSDに交換搭載した

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DELL「OptiPlex 5040 3200SFF」デスクトップパソコンの中古を入手した。500GBのHDDが搭載されていたが調べてみると、M.2(2280)のスロットもあるので、最近注目の「NVMe SSD」に交換してWindows10を動作させたので備忘録を残す。

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M.2スロットを確認

OptiPlex 5040 スモールフォームファクター オーナーズマニュアル – Dell」を参照して、ケースを開けて M.2 スロットを確認する。なかなかよくできていて、分解するのにドライバーは必要ない。

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2280サイズ基板で、切り欠きが右側だけなので NVMeタイプ(PCI Express 3.0 x4)のSSDが搭載できそう。

NVMe SSDを入手

ADATAの「XPG GAMMIX S5 256GB」をアマゾンから入手した。5千円位で買え、冷却用XPGブラックヒートシンク付属しているとの事なのでヒートシンクは追加購入しなかった。

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SSDを取り付け

早速、SSD基板を取り付けた。基板電極部分を差し込んで、ネジ止めする。

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尚、下記のような取り付けネジが必要だが、購入したSSDには付属されてなかったので、別途準備する必要がある。私は、別マザーボードに付属していたのを使ったが、なければ購入する。

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Windows10 OSのインストール

これで、一度ケースなど閉めて元に戻す。
Windows10のインストールディスクから起動して新規インストールしてもよいが(DVDから起動するには電源投入時F12キーを押す)、このパソコンに最初から搭載されていたHDDに入っている「Windows10 Pro」をクローン(コピー)して利用する。

尚、OSコピー手順など、日経PC21 2019年8月号 「まるわかり最新SSD」特集記事が参考になった。
無料で利用できる「EaseUS Todo Backup Free」を使ってHDDの内容をSSDにクローンする。

EaseUS® Todo Backup Free - Windows用の無料データバックアップソフト
【EaseUS(イーザス)公式サイト】Windows 11にもご対応!EaseUS Todo Backup Freeは無料であなたのデータをコンピュータ、ハードドライブ、ネットワーク、CD / DVDなどの複数の場所までもバックアップできる...

概略手順は下記の通り。

  1. HDDのWindowsを起動して、スタートメニュー右クリックの「ディスクの管理」を実行する。追加したSSDの「ディスクの初期化」の画面が表示されたら、元々あるHDDと同じパーティションスタイル(GPT)を選択してOK。
  2. 追加したSSDの未割り当て要域を「シンプルボリューム」で初期化しておく。
  3. 上記URLの[無料ダウンロード] ボダンを押してインストール。
  4. プログラム実行したら [次へ] で進む。
  5. 「個人データ保存先の選択」はデフォルトのまま適当に設定して進める。
  6. 左側メニューの下側あたりの「クローン」を選択。
  7. 「ソース」欄で、コピー元の HDD(500G) のみを選択して [次へ] を押す。
  8. 「ターゲット」としてコピー先のSSDをチェック。
  9. [高度なオプション]ボタンを押して、「SSDに最適化」をチェックしてOK。
  10. コピー元とコピー先を確認してから、 [実行] を押す。

これでHDDのまるごとクローンコピーが始まる。しばらくして(30分〜1時間程度)、コピーが完了する。

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Acronis True Image ソフト(2019/9/24追記)

定評のある「Acronis True Image 」ソフトを使ってクローン(複製)する事もできる。下記記事参照。

【Windows10】OSドライブのSSDを容量拡張して複製交換
以前の記事でWindows10マシンを構築した。 この時は128GBのSSDにWindowsをインストールした。別のマシンで使っていたSSD(256GB)が使えるようになったので、「Acronis True Image」ソフトを使って複製し...

クローン元のHDDを外してSSDから起動

もう一度ケースを開けて、クローン元のHDDを取り外してケースを閉める。
電源をONにすると、SSDから無事に起動できた。良かった…(^^)

デバイスの確認

無事に交換したSSDを認識している。

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SSD Read/Write速度の確認

CrystalDiskMark」ソフトツールを使って読み書き速度を計測してみる。

CrystalDiskMark - Crystal Dew World [ja]
各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定するベンチマークソフトです。 ダウンロー

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ほぼ、SSDカタログ値の数値が出ている。速そうな感じ。(^^)

SSD温度の確認

CrystalDiskInfo」を使って、SSDの温度も確認してみる。

CrystalDiskInfo - Crystal Dew World [ja]
CrystalDiskInfo について 一部の USB 接続や Intel RAID、NVMe に対応し、デ

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39度と、まず大丈夫そう!

3.5インチスロットにSSDを装着

続いて、HDDのあった3.5インチスロットに2.5インチSSDを装着して、データ作業領域として利用する。
2.5インチSSDと、2.5→3.5インチ変換アダプタを入手して3.5インチスロットに取り付ける。

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パソコンに取り付けて起動し、「ディスクの管理」から初期化する。

SSD Read/Write速度の確認

NVMeほどではないが、HDDよりも十分速い。

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SSD温度の確認

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37度と、問題なさそう。

補足

  • 元々このパソコンのHDDに入っていたWindows10は古いバージョンで、1903へ更新しようとしたところ、「Intel Rapid Storage Technology」のドライバーが古いのでアップデートできないのエラー(0x80070652)がでた。Windowsを更新する前に、このドライバーの削除か最新版への更新などしてWindowsUpdateを実施しておく必要がある。(SSDの場合はこのドライバは必要ないような気がする)
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  • BIOSは最新版に更新した方が良さそう。(古いままだと、しばらく使っているとダンマリになったりした)

参考

  1. 日経PC21 2019年8月号 「まるわかり最新SSD」特集記事
  2. OptiPlex 5040シリーズデスクトップ
  3. OptiPlex 5040 スモールフォームファクター オーナーズマニュアル – Dell PDF
  4. XPG GAMMIX S5 PCIe Gen3x4 M.2 2280 SSD
  5. 新品デスクトップPCのHDDをSSDに変えよう(その2)
  6. OptiPlex 5040 – ドライバーおよびダンロード
  7. Intel Rapid Storage Technology(IRST)は本当に不要なのか
  8. 「0x80070652」エラーでWindowsUpdateが失敗する場合の解決方法

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