migemo はローマ字のまま日本語を検索するためのツール。Emacsのインクリメンタル検索で、使えるようにしたので備忘録を残す。
cmigemoをmacOSにインストール
migemo は元々 Ruby で書かれていたようですが,最近の Ruby では動かないので C 言語で再実装された cmigemo を使うのが一般的のよう。
Homebrewから下記コマンドでインストール。
$ brew install cmigemo --HEAD
- macOSだとHomebrewでインストールできる。普通にインストールすると古いところに繋がるので、
--HEAD
をつけて新しいgithubに繋がるようにする。
インストール完了したら、下記コマンドで実行できる事を確認
$ cmigemo --help
Emacsに migemo.el をインストール
パッケージ化されているので、Emacsで下記を実行。
M-x package-install<RET>
migemo
Emacsの設定
下記を初期設定に追加。
尚、私はinit-loaderを利用しており、~/.emacs.d/inits/cocoa-emacs-03_migemo.el
ファイルを作成。
;;
;; migemo.elの設定 (for macOS)
;;
(when (and (executable-find "cmigemo")
(require 'migemo nil t))
(setq migemo-command "cmigemo")
(setq migemo-options '("-q" "--emacs"))
(setq migemo-dictionary "/usr/local/share/migemo/utf-8/migemo-dict")
(setq migemo-user-dictionary nil)
(setq migemo-regex-dictionary nil)
(setq migemo-coding-system 'utf-8-unix)
(load-library "migemo")
(migemo-init)
)
インクリメンタル検索してみる
C-s
キー押すと、下記画面のように [MIGEMO]
と表示される。
ここで tokyo
とローマ字入力すると 東京
の日本語文字を検索する。便利便利!!
補足
cmigemo
の辞書ファイルは、/usr/local/share/migemo/utf-8/migemo-dict
にインストールされる。- 最初は、macOS/msys2/Linuxで共通の設定ファイルにしようとしたが、辞書ファイルの位置や動きが異なるところがあったので、機種別の設定ファイルにした。
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