【Ubuntu 16.04 LTS Server】ARMのGCCコンパイル環境を構築する

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ラズベリーパイでベアメタルなソフト開発をしていきたいと思って、ARM用のコンパイル環境をインストールする。
そこで「GNU ARM Embedded Toolchain」のツールチェーンを、Ubuntu 16.04にインストールして使ってみる。

追記(2018/05/16)

Ubuntu 18.04 LTS Server」では、本記事のインストールでは動かないので、下記記事の手順で行う。

【Ubuntu 18.04 LTS Server】ARMのGCCコンパイル環境を構築する
以前の記事で、「Ubuntu 18.04 LTS Server」をインストールした。 そこで、ARM用のGCCコンパイラをインストールして使えるようにしたので備忘録を残す。 ARMツールチェーンのインストール 「gcc-arm-none-e...

ARMツールチェーンのインストール

$ sudo add-apt-repository ppa:team-gcc-arm-embedded/ppa
(処理完了まで少し時間かかるので待つ)
$ sudo apt update
$ sudo apt install gcc-arm-embedded

インストール完了したら、下記コマンドでコンパイラ実行できるか確認

$ arm-none-eabi-gcc -v

バージョンメッセージを表示したらOK

makeコマンドをインストール

u-bootなどコンパイルするのに、makeが必要なのでビルドツールをインストールする

$ sudo apt install build-essential
「GNU Make 第3版 日本語版(オライリー)」の無料PDF
ソフトウェアのビルドに欠かせないmakeですが、便利な反面機能も豊富。 私が読んだ中でお薦めなのが、オライリー「GNU Make 第3版」の本。この本は持ってはいるのですが、分厚い本なので持ち運びも大変で電子版が出たら買いたいと思っていたら...

試しにU-Bootをコンパイル

下記記事を参考に、Raspberry Pi用のU-bootをクロスコンパイルしてみる。

【Ubuntu 18.04/16.04 LTS】Raspberry Pi用のu-bootをコンパイルする
「Raspberry Pi」用に、u-bootをUbuntのLinux上でコンパイルする。 ARMクロスコンパイル環境の準備 ARMツールチェーンなどのコンパイル環境は、下記記事でインストール済の環境を使う。 macOSでもコンパイル可能。...

アンインストール手順

アンインストールする場合は、下記手順。

$ sudo apt remove --purge gcc-arm-embedded
$ sudo add-apt-repository --remove ppa:team-gcc-arm-embedded/ppa

補足

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以前の記事で、Windows10のWSLでUbuntuが使えるようにした。そこで、ARM用のGCCコンパイラをインストールして使えるようにしたので備忘録を残す。 WSLとはいえ基本的にはUbuntuなので、「GNU ARM Embedded...

参考

  1. GNU ARM Embedded Toolchain
  2. 追加した ppa のリポジトリをリストから削除する方法

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