以前の記事で紹介した電子ピアノを昨年の春頃に買い換えて「KAWAI MP11SE」を使い始めて1年が過ぎる。昨今の半導体不足の影響もあり納品まで少し時間かかったがとても気に入っている。
KAWAI MP11SE 88鍵盤 ステージピアノ 木製鍵盤搭載のハイスペックモデル カワイ
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MP11SEは木製鍵盤の「グランド・フィール・アクション」と呼ばれる機構を備えており、ピアノタッチに拘った電子ピアノが欲しかったのでこの機種を選定した。又、部屋の設置面積と予算の都合もあった。
ステージピアノということで、プロ仕様の機能や音源は十分なのであるが、スピーカは外部接続となっているので出てくる音質はスピーカにかなり左右される。それでスピーカ選定をいろいろ試してきたので紹介する。
1) MSP5 STUDIO スピーカを試す
まず最初にパソコンのDTMで使用していた、ヤマハのモニタースピーカ「MSP5 STUDIO」を試した。このスピーカは、スタジオモニタースピーカとして定評のあるもので、高品位で癖のない音楽再生をしてくれる。尚、マイクの音も一緒に鳴らせるようにヤマハのミキサー「MG10XU」を経由してMP11SEのFIXOUT端子を接続して音を出している。
このスピーカはPCからの音楽再生では素晴らしい音を出してくれるのだが、この電子ピアノ演奏ではどうも音がフラットすぎて物足りない感じ。また、前面から耳に直接届くからか中高音あたりの音がキンキンと耳につく。ある程度はイコライザーの調整で改善できるのかもしれないのだが、どうも長時間の練習では疲れてしまいそう。
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2) iLoud Micro Monitor スピーカを試す
続いて、IK Multimediaの「iLoud Micro Monitor」を接続した。とてもコンパクトで小型なスピーカだが、モニタースピーカとして高音質で人気のあるスピーカである。
小型軽量なスピーカで底面にマイクスタンド用の穴がある。クランプできるマイクスタンドを利用してキーボードスタンドに締め付けて固定した。
このスピーカは、内部でDSP補正されているからか、低音もよく出て豊かな感じの音質でいい感じである♪ キンキンした感じもなく随分良くなったのだが、やはり前面からだけの音なので、なんだかもう少し物足りない。
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市販の電子ピアノでは、底面などにもスピーカを増やしたりしているのも弾き心地を重視してからなのだろう。そこで、足元にもスピーカを追加していく事を検討していく。
3) サウンドバーのスピーカを足元に追加
全体から覆われる感じの音にしたいので、足元にテレビ用のサンドバースピーカであるヤマハの「SR-C20A」を追加設置した。ミキサー「MG10XU」には、メイン出力の他にサブ出力端子があるのでそこからSR-C20AのAUX入力に接続。又、MP11SEのLINEOUT出力を利用する事もできる。
さすが、サウンドバーですごく低音が響く感じで、全体から鳴っている感じがとてもよい。
このサウンドバーはパソコンやゲームにも対応できる機種なので、あまり遅延は気にならなかったが、他メーカのサウンドバーでは、音場演算処理などで少し遅延があるものがあるので注意が必要。この遅延はテレビではさほど影響ないのだが、楽器演奏だと鍵盤を押してからワンテンポ遅れて発音する事になるので気になるというか使えない。
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4) iLoud Micro Monitor スピーカを足元に追加
前記のサウンドバーで、かなり良くなったのだが、以下の点が少し気になってきた。
- サウンドバーからの中高音が少しこもった感じ。
- サウンドバーの電源ON/OFFをリモコンから毎回操作する必要がある。(電子ピアノ関係装置をテーブルタップ経由で一括で管理したい)
そこで、前面スピーカと同じ「iLoud Micro Monitor」を足元に設置した。
これで、底面からの低音も十分に出てきて、中高音もスッキリした音になった。
所感
全体から響くような感じを目指して、かなり満足する心地よい音になった。結局「iLoud Micro Monitor」スピーカを前面と足元に設置する構成に落ち着いた。市販の電子ピアノとかはスピーカを多数搭載するなどの工夫がされているが、やはり生演奏で味わえる全体から鳴る感じを表現したいからなのだろう。あとは、MP11SEのリバーブ設定やミキサーのイコライザーなどを微調整していこうと思う。
カワイはアコースティックピアノを作っているメーカでもあり、このMP11SEの木製鍵盤のタッチはかなり良くて拘りを感じる。又、ステージピアノとしての機能面も充実しているのでとても気に入っている。これからも長く使っていきたいと思う。
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