【T-Kernel】Raspberry Pi用T-KernelをGitHubに公開

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Tronフォーラムで公開のオープンソース・リアルタイムOS(T-Kernel2.0 & Extension(T2EX))を、Raspberry Pi にポーティングしたものを GitHub に公開しました。(下記URL)

GitHub - jr4qpv/rpi_t-kernel: T-Kernel for Raspberry Pi.
T-Kernel for Raspberry Pi. Contribute to jr4qpv/rpi_t-kernel development by creating an account on GitHub.

2019/9/29追記

下記記事で紹介したように、ここで使っているRTOS(T-Kernel)部分のみを分離し独立させた「rtk_kernel」をGitHubに公開しました。今後の更新は、その「rtk_kernel」で行っていきますので、そちらをご利用ください。

【T-Kernel】Raspberry Pi と Renesas RZ/T1 用の T-Kernel「rtk_kernel」をGitHubに公開
以前の記事で紹介した、Raspberry Pi用にポーティングしたT-Kernel(rpi_t-kernel)の構成を見直し、RTOS(T-Kernel)部分のみを分離した「rtk_kernel」をGitHubに公開した。 概要 T-Ker...
  • T-Kernel部分のみを分離することで、保守性を向上し見通しよくするのが目的。
  • ここで動かしている簡易コマンドシェルなども、サンプルアプリとして別プロジェクトで公開していく予定。

概要

T-Kernelとは、組み込み機器では多く使われているITRONの後継OSで、リファレンスソースを公開する事で強い標準化を狙ったマルチタスク・リアルタイムOS。

起動画面

Raspberry-Pi 3で起動した時の画面はこんな感じ。

キャプチャ画面

まずは、T-Kernelの基本的な機能を動くようにしました。まだ未対応の部分、便利にしていきたい所は沢山あるのですが、徐々に整備できたらと思います。

LinuxやWindowsでハードウェアを直接制御するプログラムを書くのはドライバ経由でアクセスしないといけなかったりで結構大変。特権モードで動かせるT-Kernelタスクを使って、小型で安価な Raspberry-Piの拡張コネクタに自作機器などを接続したりして、リアルタイムOSプログラミンを手軽に楽しめるのではないかと思います。

実用事例として、作者がGameBoyやMS-DOS用に公開しているモールス練習ソフト(CWTA/CWT)などを移植して公開できたらとも考えています。
今後このブログでも情報公開していけたら思います。

2017/04/12 追記

r0.11を公開しました。アプリ関連(appl)のフォルダ構成を見直した。

参考

  1. T-Engine – Wikipedia
  2. トロンフォーラム
  3. T-Kernelを使った組み込み開発の実際 | Think IT(シンクイット)

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