新石器Wiki

近年はシリコン(石)から進化した便利なもので溢れる時代。そんな気になった事や試した事など記す。

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programing:cpp_builder:cpp_builder-bpl-dll-exe_link


実行時ライブラリ(.bpl/.dll)をEXEに含めてリンクする

C++Builderで作成したプログラムファイルを実行した時に、C++Builderがインストールされていないパソコンでは以下のような「*.bpl がない」などのエラーが出る。

必要な実行時ライブラリファイルも一緒に配布してもよいのだが、実行EXEファイルに実行時ライブラリ(*.bpl*.dll)を一緒にリンクする方法で対応したので備忘録を残す。

プロジェクト設定の変更

プロジェクトの右クリックメニューから「オプション」を選択して、以下の設定を変更。

1)「C++リンカ」→「動的RTLとリンク」のチェックを外して「false」に設定

2)「パッケージ」→「実行時パッケージ」→「実行時パッケージを使ってリンク」のチェックを外して「false」に設定

3)再ビルド

EXEファイルのサイズはかなり大きくなるが、EXE単体でも実行OKとなった。

補足

  • 私のプロジェクトでは、以下の実行時ファイルがないとエラーが出てた。
    rtl260.bpl, vcl260.bpl, vclx260.bpl, BORLANDMM.dll
  • DebugRelaseビルドで設定が分けれるので、Releaseビルドのみ上記設定にしておくとよい。

参考

programing/cpp_builder/cpp_builder-bpl-dll-exe_link.txt · 最終更新: 2020/02/05 10:33 by yoko