music:code-memo
目次
コード理論メモ
ピアノ弾き語り練習を始めて、コードについて調べたメモを残す。
音名
「ドレミ…」は元々はイタリア語での発音。あとドイツ語もあるが省略。
音名 | 備考 |
---|---|
ドレミファソラシ | イタリア語 |
CDEF GAB | 英語 |
ハニホヘ トイロ | 日本語 |
コード(和音)
3和音
「triad(トライアド)」とも呼ばれる。
記号 | 読み方 | 構成 | 備考 |
---|---|---|---|
major,△ | メジャー | 長3度+短3度 | 基本形 |
m | マイナー | 短3度+長3度 | 真ん中の音を一個左へ半音下げる |
aug,#5,+5 | オーグメント | 長3度+長3度 | 右の音を半音上にずらす |
dim,m♭5,m-5 | マイナーフラットファイブ | 短3度+短3度 | mの右の音を半音下にずらす |
sus4 | サスフオー,Suspended 4th | 真ん中の音を一個右に半音上げる |
- 長3度はその鍵盤を含んで5つ分
- 短3度はその鍵盤を含んで4つ分
- 1度の音程とはその鍵盤の事
4和音
記号 | 読み方 | 構成 | 備考 |
---|---|---|---|
7 | セブン | 長3度+短3度+第7音 =長3和音+短7度 | ルートの全音下の音を右に持っていき追加 |
m7 | マイナーセブン | 短3度+長3度+第7音 =短3和音+短7度 | ルートの全音下の音を右に持っていき追加 |
M7 | メジャーセブン | 長3度+短3度+第7音 =長3和音+長7度 | ルートの半音下の音を右に持っていき追加 |
dim7 | ディミニッシュ・セブン | 短3度+短3度+第7音 =減3和音+減7度 | mの右の音を半音下と全音上に分裂 |
m7♭5 | ハーフ・ディミニッシュ | dim7の右の音を半音上げる m7の第5音を半音下げる |
|
6 | シックス | 右の音の全音上の音を追加 | |
add9 | アドナイン | ベースの全音上の音を加える |
スケール(音階)
メジャースケール
長音階(Major Scale)
1234567 全全半全全全半
マイナースケール
短調では通常「自然短音階」を基本として考えるが、実際の音楽作品では「和声短音階」が多い。又、変化は調号ではなく臨時記号で表す。
自然短音階(Natural Minor Scale)
1234567 全半全全半全全
和声短音階(Harmonic Minor Scale)
自然短音階から7番目を#
123456 7 全半全全半増2度半
旋律短音階(Melodic Minor Scale)
自然短音階から6番目と7番目を#
1234567 全半全全全全半
ダイアトニックコードスケール
メジャーダイアトニックコード
Cメジャーの例
三和音
C Dm Em F G Am Bm-5 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ T S D ・・・主要三和音 S T T D
- Ⅰ(C) Ⅳ(F) Ⅴ(G)を主要三和音とよび、その他を副三和音と呼ぶ。
- Ⅴ(G)の和音は通常は“7thコード”を使う。(Cメジャーの例では、G7)
- Ⅰ(C)は主和音と呼ばれ調のリーダ、どのコードへも進行できる。
- Ⅳ(F)はⅠ(C)へもⅤ(D)へも進行できる。
- Ⅴ(G)はⅠ(C) or Ⅵ(Am)のみに進行する。(「ドミナントモーション」と言う)
- Ⅱ(Dm)は必ずⅤ(G)へ進行する。(「ツーファイブ」と呼ぶ)
四和音
CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7♭5
マイナーダイアトニックコード
Cマイナーの例
ナチュラルマイナー 三和音
Cm Dm♭5 E♭ Fm Gm A♭ B♭
ハーモニックマイナー 三和音
Cm Dm♭5 E♭aug Fm G A♭ Bm♭5
メロディックマイナー 三和音
Cm Dm♭5 E♭aug F G Am♭5 Bm♭5
ナチュラルマイナー 四和音
Cm7 Dm7♭5 E♭M7 Fm7 Gm7 A♭M7 B♭7 T S T S D T D
- ○m7 ○m7♭5 ○M7 ○m7 ○m7 ○M7 ○7
ハーモニックマイナー 四和音
CmM7 Dm7♭5 E♭M7+5 Fm7 G7 A♭M7 Bdim T S T S D S D
- ○mM7 ○m7♭5 ○M7+5 ○m7 ○7 ○M7 ○dim
メロディックマイナー 四和音
CmM7 Dm7 E♭M7 F7 G7 Am7♭5 Bm7♭5 T S T S D T D
- ○mM7 ○m7 ○M7+5 ○7 ○7 ○m7♭5 ○m7♭5
コード進行
第1カデンツ:T-D-T
Ex)C G C,
C G Am, Am G C, Am G Am
第2カデンツ:T-S-D-T
Ex)C F G C,
C Dm G C, C Dm G Am, Am F G C
第3カデンツ:T-S-T
「アーメン終止符」と呼ばれる。
Ⅰ(Ⅳ)ーⅣーⅠ のパターンのみ
Ex)C F C, Am F C
連用
トニック、サブトニックのコードを続ける使い方を「連用」と呼ぶ。
Ex)C Am F Dm G C
T S
- トニックの連用では<Ⅰ→Ⅵ>の進行は○、<Ⅵ→Ⅰ>の進行は×
Ex)C→Amは○、Am→Cは× - サブドミナントの連用では<Ⅳ→Ⅱ>の進行は○、<Ⅱ→Ⅳ>の進行は×
Ex)F→Dmは○、Dm→Fは×
ドミナントの可能性
VとⅦを結合させた「V7」で、ドミナントがパワーアップ。
Vの代わりにV7thがよく使われる。
Ex)G + Bm-5 → G7
単語・用語
- diminish:減らす、縮小する
- augment:増加させる、増大する
- suspend:つるす、つり上げる
- Tonic:主音、安定(=Tと表記)
- Sub Dominant:発展する、やや不安定(=Sと表記)
- Dominant:支配する、不安定(=Dと表記)
- 導音:第7音のこと。主音に導く音。
- ボイシング:コード(和音)の構成音の並べ方
参考
music/code-memo.txt · 最終更新: 2020/06/01 15:26 by yoko