新石器Wiki

近年はシリコン(石)から進化した便利なもので溢れる時代。そんな気になった事や試した事など記す。

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develop:rtk_kernel:rtk_kernel-rzt1:build:build-e2studio:config-e2studio-build


02.Configをe2studioでビルド&書き込み

T-Kernel起動の為の、Configのコンパイル手順について説明する。
ConfigにはT-Kernelの動作設定情報などが含まれており、T-Kernelが起動する時に参照する。

e2studioの起動

Configのコンパイル

rtk_kernelリポジトリには、e2studioプロジェクト情報も含み、「ビルド構成」も定義済みであるので選択する。
(もし新しくビルド構成を定義する場合は、「90.e2studioプロジェクトのセットアップ手順」記事を参照)

1)ビルド構成をアクティブにする

画面左側のプロジェクト・エクスプローラからプロジェクト(rtk_kernel)を右クリック

ビルド構成 > アクティブにする から「rzt1_rominfo」ビルドを選択。

2)ビルドの実行

画面左側のプロジェクト・エクスプローラで、プロジェクト(rtk_kernel)を右クリック。
「プロジェクトのビルド」を実行。

暫くすると右下コンソール画面に完了メッセージ表示(環境にもよるが数分位かかる)

  • 本コマンド実行で、ビルドディレクトリで「make」コマンドが実行されている。
  • ビルドしたオブジェクトファイルを消すには「プロジェクトをクリーンにする」を実行。この場合は「make clean」コマンドが実行されている。

Config情報の書き込み

ビルド完了してバイナリーファイルの所にオブジェクトファイルが生成されたら、ROM実行版をJ-Link経由で基板に転送しフラッシュROMに書き込む。
rtk_kernelリポジトリには、「デバッグ構成」も定義済みであるので選択する。

画面左側のプロジェクト・エクスプローラ中の、バイナリオブジェクトファイル名を右クリック。
デバッグ > デバッグの構成 で Renessas GDB Hardware Debugging の「rzt1_rominfo-rom」を選択し [デバッグ] ボタンを押すとJ-Link経由でプログラム転送されフラッシュROMに書き込まれる。

この時、実行ファイルでないので、下記エラー表示するが無視して [OK] する。

以上で、Config情報の書き込み完了。

補足

  • ビルド実行時に「[ERROR] No toolchain set or toolchain not integrated.」と表示されるが、気にしなくてもよいみたい。
develop/rtk_kernel/rtk_kernel-rzt1/build/build-e2studio/config-e2studio-build.txt · 最終更新: 2020/01/07 14:41 by yoko