目次

02.Configをe2studioでビルド&書き込み

T-Kernel起動の為の、Configのコンパイル手順について説明する。
ConfigにはT-Kernelの動作設定情報などが含まれており、T-Kernelが起動する時に参照する。

e2studioの起動

01.T-Monitor(ROM版)をe2studioでビルド&デバッグ」記事を参照。

Configのコンパイル

rtk_kernelリポジトリには、e2studioプロジェクト情報も含み、「ビルド構成」も定義済みであるので選択する。
(もし新しくビルド構成を定義する場合は、「90.e2studioプロジェクトのセットアップ手順」記事を参照)

1)ビルド構成をアクティブにする

画面左側のプロジェクト・エクスプローラからプロジェクト(rtk_kernel)を右クリック

ビルド構成 > アクティブにする から「rzt1_rominfo」ビルドを選択。

2)ビルドの実行

画面左側のプロジェクト・エクスプローラで、プロジェクト(rtk_kernel)を右クリック。
「プロジェクトのビルド」を実行。

暫くすると右下コンソール画面に完了メッセージ表示(環境にもよるが数分位かかる)

Config情報の書き込み

ビルド完了してバイナリーファイルの所にオブジェクトファイルが生成されたら、ROM実行版をJ-Link経由で基板に転送しフラッシュROMに書き込む。
rtk_kernelリポジトリには、「デバッグ構成」も定義済みであるので選択する。

画面左側のプロジェクト・エクスプローラ中の、バイナリオブジェクトファイル名を右クリック。
デバッグ > デバッグの構成 で Renessas GDB Hardware Debugging の「rzt1_rominfo-rom」を選択し [デバッグ] ボタンを押すとJ-Link経由でプログラム転送されフラッシュROMに書き込まれる。

この時、実行ファイルでないので、下記エラー表示するが無視して [OK] する。

以上で、Config情報の書き込み完了。

補足