****************************************************************** 《モールス符号 練習プログラム CWTA Ver1.11 2005/10/17》 CWTA Continuous Wave Trainer for GAMEBOY Advance. Copyright(C) 2004-2005 T.Yokobayashi All rights reserved. Programed by T.Yokobayashi(よこ) e-mail : jr4qpv@nifty.com HomePage: http://homepage1.nifty.com/jr4qpv/ コールサイン : JR4QPV ****************************************************************** ■ 特徴 『CWTA』は、任天堂ポケットゲーム機のゲームボーイアドバンス(GBA) で動作する モールス符号の練習用ソフトです。 受信練習(耳慣らし、乱数暗文、他)と、送信練習の機能があります。 《受信練習モード》 5文字ごとのランダムな文字を発音する乱数暗文モード、A~Zまでを順番に発音 する耳慣らしモード、記憶している例文をランダム選択して発音するサンプル文章 モード、自作したテキストデータを発音できるファイルモードがあります。 《送信練習モード》 縦振キーモードとエレキーモードの送信練習が可能です。 打鍵スピードはプログラムで認識して自動調整されます。また、[HH]や[BT]な どのような連続文字にも対応しており、[ホレ]と[ラタ]の打鍵により和文/欧文 モードの自動切り替えを行う事もできます。 エレキーモードでは、一般的に備えられているメモリ機能とスクーイズ機能を サポートしています。打鍵スピードも自由に設定できます。 又、GBAの通信ポートに電鍵を接続する事もできます。 ■ 動作環境 ・任天堂 ゲームボーイアドバンス,ゲームボーイアドバンスSP ※旧タイプのゲームボーイ、ゲームボーイカラーでは動作しません。 ※SuperCardなどのフラッシュカートリッジを利用すれば、ゲームボーイミクロ でも動作可能(未確認) ■ GBAプログラム転送に必要な準備 1. オプティマイズの USBブートケーブル を入手 (詳細:http://optimize.ath.cx/bootcable/index.html) 2. 上記URLより、上記USBブートケーブルのドライバーを入手し、Windows パソコンにインストールする。 (手順:http://optimize.ath.cx/bootcable/index.html) 3. 上記URLより、転送用ソフト phost_usb.exe を入手し、Windowsパソコン にコピーしておく。 ■ GBAへのダウンロード手順 1. Windowsパソコンを起動。 2. GBAの電源はOFF、ゲームパックは抜いておくこと。 3. USBブートケーブルをWindowsパソコンのUSBポートとGBAの通信ポートに接続。 4. GBAの電源をONにする。クリスタルサウンドとともに「Nintendo(R)」の ロゴが2回点滅し、画面はクリアされる。 5. Windowsパソコンで、プログラム転送ツール(phost_usb.exe)を起動し、ダウン ロードした"cwta.bin"を指定して、転送開始する。 6. CWTAプログラムが実行され、CWTAのオープニング画面が表示される。 ■ 使用方法(ボタン操作説明) CWTAプログラムが起動すると、モード選択画面となり、以下のボタンで練習 モードを選択し、[START]ボタンで練習開始します。練習を途中で中断したい時は [SELECT]ボタンを押すと、モード選択待ちとなります。 《モード選択中》 [START] : 練習開始 [SELECT] : CWT練習モードの選択(画面右下に現在モード表示) "Warm"…受信練習 耳慣らしモード "Rand"…受信練習 乱数暗文モード "Samp"…受信練習 サンプル文章(内部記憶文章をランダム選択) "File"…受信練習 ファイルモード(自作テキストデータを選択) "Test"…受信練習 「PARIS」テスト発音 "Send"…送信練習 モード [UP] : 発信速度増加(画面最下行の Spd= で現在設定表示) [DOWN] : 発信速度減少(画面最下行の Spd= で現在設定表示) [RIGHT] : 発音周波数増加(画面最下行の Frq= で現在設定表示) ※ファイルモード時は、テキストブロック選択(+) [LEFT] : 発音周波数減少(画面最下行の Frq= で現在設定表示) ※ファイルモード時は、テキストブロック選択(-) [A] : 欧文/和文 選択(画面右下の[E,J,A]文字で表示) ※'E'…欧文, 'J'…和文, 'A'…自動切替(和文に切替った時は'ア'と表示) [B] : 数字/記号含む(画面右下の[_,N,M]文字で表示) ※欧文Warm/Rand時:'N'…数字含む, 'M'…数字,記号含む(Mix) ※和文Warm/Rand時:'N'…数字含む, 'M'…特殊文字 `(ヰ),~(ヱ)を含む(Mix) ※Fileループ時: 'N'…自動Next, 'M'…自動Mix(乱数選択) ※送信練習モードの時は、'N','M'で通信ポート使用の指定 [L] : ループモード(画面右下の[_,L]文字で表示) ※送信練習モードの時は、エレキーモードの意味になる [R] : ヘルプ画面表示(キー操作、CW符号一覧) ※ボタン操作表示してる時に[R]ボタンを押すと、CW符号一覧を表示する 《受信練習中》 [SELECT] : 練習中断 《送信練習中(縦振キー)》 [SELECT] : 練習中断 [A],[B] : 発音キー ※[A],[B]ボタンの代わりに、[L],[R]ボタンも利用可。 《送信練習中(エレキー)》 [SELECT] : 練習中断 [A] : 長点キー [B] : 短点キー ※[A],[B]ボタンの代わりに、[L],[R]ボタンも利用可。 ■ ファイルモードについて ファイルモードは、自作したデータファイルを使って受信練習をする機能です。 データファイルは、メモ帳,Wzや秀丸などのテキストエディターを使って作成し、 CWTAプログラムファイルの後ろに結合して利用します。 《ファイルモードの練習種類》 (1)テキスト文書(#TextFile) 指定された複数行のテキストデータの内容を発音します。 (2)行ランダム(#FileLine) 指定されたデータファイルに列記された各行の文を乱数で選択して発音します。 (3)ワードランダム(#FileWord) 指定されたデータファイルに列記された各行の単語を乱数で選択して、 約2分間発音します。 (4)文字ランダム(#FileChar) 指定されたデータファイルの先頭行の文字列から乱数で文字を選択して、5文字 づつの単語にして約2分間発音します。(和文では5文字毎の空白は挿入しません) ※網羅乱数アルゴリズム 行ランダム,ワードランダムの、ループ受信練習モードでは、 定義数が1024個以下の時には、全てが1度づつ重複せずに網羅して出現する 特殊な乱数アルゴリムを採用しています。 《データファイルの記述例》 (↓は改行を表す) +-----------------------------------------------------------------+ | #MultiFile,SPD=100,FRQ=440,MOD=_NE,CWT=FILE↓ | | ↓ | | #TextFile↓ | | ; This is comment.↓ | | HR HR [BT] THIS IS SAMPLE01 [AR]↓ | | ↓ | | #TextFile,ID=SAMPLE02↓ | | ; This is comment.↓ | | HR HR [BT] SAMPLE02 SAMPLE02 [AR]↓ | | HR HR [ホレ] アイウ`~ [ラタ]↓ | | ↓ | | HR HR [BT] SAMPLE02 [AR]↓ | | ↓ | | #TextFile,ID=SAMPLE03,SPD=120,FRQ=880↓ | | ; This is comment.↓ | | HR HR [BT] SAMPLE03 [AR]↓ | | ↓ | | #FileChar↓ | | ;(数字を重点的に練習したい時)↓ | | 1234567890↓ | | ↓ | | #FileChar,MOD=E↓ | | ;(出現頻度の多い文字を重複指定した例)↓ | | AAAAABCDEEEEFGHIIIJKLMNOOOPQRSTUVWXYZ↓ | | ↓ | | #FileWord,MOD=E↓ | | QRA ↓ | | QRB ↓ | | QRD ↓ | | QRE ↓ | | QRF ↓ | | QRG ↓ | | ↓ | | #FileLine,MOD=E↓ | | CQ DX DE JR4QPV K↓ | | NAME IS YOKO↓ | | TKS FRE UR CALL↓ | | UR SIG RST 579↓ | | QTH IS HIROSHIMA↓ | | ↓ | | #END↓ | +-----------------------------------------------------------------+ ※データファイルは #MultiFile で始まり #END で終わります。 (データファイル全体の容量は64KByte以下にしてください) ※テキストブロックの始まりには、識別キーワードを記述します。 テキストブロックは最大で99ブロックまで記述する事ができます。 識別キーワードには、以下の指定が記述できます。 #TextFile :テキスト文書 #FileLine :行ランダム #FileWord :ワードランダム #FileChar :文字ランダム ※#MultiFile と 識別キーワードの直後にはオプションを記述できます。 オプションはカンマ(,)で区切って記述し、半角文字で空白を入れないで詰め て記述してください。オプションは省略する事もできます。省略した場合は 規定値が使われます。 ※#MultiFile の行に記述したオプションは、CWTA起動時の初期値となります。 いつも練習する、速度指定や周波数などを指定しておくのに便利です。 (自作テキストは定義しなくても、速度や周波数の設定だけにも使えます) #MultiFileの行には、以下のオプション指定が記述できます。 ID= :データファイル名(半角で8文字までを自由に記述) SPD=:速度初期値[文字/分](5~500までの数字を記述) FRQ=:周波数初期値[Hz](20~9990までの数字を記述) MOD=:起動時のモード指定(画面右下の文字を指定,例 MOD=_NJ) CWT=:起動時の練習指定(SELECTボタンで表示の文字を指定,例 CWT=FILE) ※テキストブロックの識別キーワードの行に記述したオプションは、直後の テキストブロックでのみ有効となります。 キーワード識別子の行には、以下のオプション指定が記述できます。 ID= :テキストブロック名(半角で8文字までを自由に記述) SPD=:速度指定[文字/分](5~500までの数字を記述) FRQ=:周波数指定[Hz](20~9990までの数字を記述) MOD=:欧文/和文指定(例 MOD=J) ※テキストブロック名は、識別キーワードの後のオプション(ID=)で指定できます が、省略された場合には、TEXT0001 TEXT0002 … 等のような、練習種類と 連番のテキストブロック名をCWTAが自動的に付与します。 ※テキストブロックの記述規則 ・';'及び'//'で始まる行はコメント行として無視します。 ・記述できる文字は付録1に示す文字の半角文字のみです。 ・英小文字とカナ小文字は、それぞれ大文字に変換される。 ・[BT]や[AR]のように[]で囲まれた文字は文字間隔をとらずに連続して 発音します。 ・テキスト文書モードでは、改行文字('\n')を読むと1秒間の間隔をとります。 ※テキストファイルの改行コードについて Macintosh方式の'CR'(0x0D)コードのみを改行コードとするテキストファイルには 対応していません。Windows/DOS(CR+LF) 又は Unix(LF)コードの改行文字を使う テキストファイルを使用してください。 《データファイルの結合方法》 データファイルをCWTAのプログラムファイル本体(cwta.bin)の後ろに結合します。 例えば sample.txt という名前のデータファイルを作成した場合、WindowsのDOS窓 から、必要ファイル(cwta.bin sample.txt)をカレントディレクトリに用意しておいて 以下の COPY コマンドで結合できます。 この結合したファイル(この例ではcwta01.bin)をGBA上で実行します。 >copy /B cwta.bin+sample.txt cwta01.bin↓ ※COPYコマンドは、ファイルの複写だけでなく複数ファイルの結合にも使えます。 結合するファイル名を '+' で指定します。この場合、結合したファイルは cwta01.bin に出力されます。この時の /B はバイナリファイルとして扱う事を 意味します。 ※上記のコマンドをバッチファイルにした sample.bat と、サンプルの データファイル sample.txt を同梱しています。 《ファイルモードの練習方法》 [SELECT]ボタンを何度か押して、CW練習モードを[File]にします。 画面の中央下に、テキストブロック名が表示されますので、[RIGHT]と[LEFT]ボタンで 練習したいテキストブロックを選択しておいて[START]ボタンにて練習開始します。 尚、通常[RIGHT]と[LEFT]は周波数変更のボタンで、ファイルモード選択中は テキストブロック選択に切り替わりますので周波数の変更ができません。必要であれば、 他のモードにて変更するか、データファイルのオプションに記述してください。 ※ループ指定時の自動Next('N'),自動Mix('M') ファイルモードで、ループ練習指定した時に、[B]ボタンで'N'と'M'を選択した時は 以下のように機能します。 'N'…自動Next(テキストブロック番号を自動で一つ進めます) 'M'…自動Mix (テキストブロック番号を乱数で選択します) 《蛇足》 このデータファイルの仕様は、Windows版のCWTW-Proを継承にしています。従って、 CWTW-Pro用のデータファイルが容易に流用できます。将来的には、CWTW-Proでも同じ データファイルがそのまま扱えるようにしていきたいと思っています。 ■ 送信練習での電鍵との接続 CWTAではGBA通信ポートのコネクタに電鍵を接続する事で、電鍵を使用したモールス 通信の練習を行う事ができます。電鍵を使用する場合は、送信練習モードにて [B]ボタンを押して'N'又は'M'を選択してから実行してください。 尚、GBA通信ポートを利用しますので、ブートケーブルやSMSとの併用は実用的には 不便です。従って、電鍵接続できるのは、SuperCardなどのフラッシュメモリカートリッジから起動 した場合に使える機能と考えてください。 [縦振キー] 5ピン(SC)と6ピン(GND)の信号間に電鍵を接続します。 [エレキー] 6ピン(GND)を共通端子に、5ピン(SC)を短点端子に、4ピン(SD)を長点端子に電鍵を 接続します。 《リグ(無線機)との接続》 CWTAの送信練習モードでは、キーON時のビープ音と同時にGBA通信ポートに信号 出力します。この信号をリグに接続する事で、打鍵内容を画面に表示しながら交信 する事も可能です。 6ピン(GND)基準に2ピン(SO)に信号出力します。又、出力論理を以下に示します。 ['N'選択時]…負論理出力 ビープ音ON:'L'(0V),ビープ音OFF:'H'(+3.3V) ['M'選択時]…正論理出力 ビープ音ON:'H'(+3.3V),ビープ音OFF:'L'(0V) ※リグと接続する場合は、SO信号をリグ側の縦振キーの入力に接続しますが、 そのままでは接続できませんので、若干のインタフェース回路が必要となります。 一番、安全なのはフォトカプラのようなものでインタフェースしてリグとGBA間を 絶縁する事です(トランジスタ回路等だけで絶縁しなくても接続は可能)。 ※正論理出力の方が、リグとのインタフェース回路は作り易いと思いますが、 GBAを電源投入後、CWTAソフトが起動して、送信練習モードが始まるまでは、 SO信号は'H'となっています。従って、正論理でインタフェースする回路の 場合は、それまでの間ビープ音が鳴りっぱなしとなります。 この事を考えると、負論理出力で使う事をお勧めしますが、回路設計の方式にも よりますが、おそらく外部電源が必要となります。 ※GBA側の回路詳細が不明な為、SO(2ピン)の出力電流(シンク及びソース電流)がどれだけ 流せるのかよく分かりません。特に正論理で利用しようとしたときの、出力 電流には気をつけてください(負論理の場合も同様ですが)。最悪、GBAを破損 する事も考えられます。 具体的な回路例は示しませんので、各自で工夫してみてください。 ※GBAの通信ポートと接続するコネクタの入手方法ですが、市販されているGBA同士を 接続するリンクケーブルを購入して、そのケーブルを切って使うのが近道です。 GBAコネクタ番号の対応については、インターネットを検索すると調べる事ができ ます。右URL(http://www.reinerziegler.de/GBA/GBAlinkport.pdf)にもありますの で参考にください。尚、この図はGBA側のコネクタを表しています。ケーブル側を 見た図ではありませんので注意ください。 又、市販のリンクケーブルでは、1ピン(5V)の配線は結線されていないようです。 結線については、よくテスターなどで確認ください。 ■ GBAにCWTAを入れて携帯する(市販ゲームカセット編) GBAに転送したプログラムは、GBAの電源を切ると忘れてしまいます。 そこで、このUSBブートケーブルには、市販ゲームカセットの、データ保存領域に プログラムを記憶しておき、その記憶したプログラムを起動する"ブートチップ"機能 があります。(但し、USBブートケーブルも一緒に携帯する必要があります) 1. セーブデバイスにFlash(1M)を使用している市販ゲームカセット(ポケモン ルビー 等)を用意する。(注意:ゲームのセーブデータは消えますので必要なら事前に バックアップしてください。) 2. プログラム書込みツール(devman_usb.exe)を使用してCWTAプログラム(cwta.bin)を 書き込む。 3. GBAに上記カセットを入れ、ブートケーブルをGBAに接続する。 (PCと接続する必要はありません) 4. START+SELECT+Lボタンを押しながらGBAの電源を入れる。 5. "NINTENDO"の文字に続き"BootChip"の文字がGBAに表示される。 (この時点までLボタンは押し続ける) 6. ゲームカセットのセーブデバイスに書き込んだCWTAプログラムが実行される。 (プログラムが起動したらGBAからブートケーブルを抜いてもかまいません) 詳しく下記URLの"ブートケーブルUSB"→"ブートチップ機能"をご参照ください。 http://optimize.ath.cx/bootcable/index.html ■ GBAにCWTAを入れて携帯する2(SMS編) ブートスティック(SMS)を使うと、GBAをフラッシュカセット(ゲームカセット) を使用せずに、ユーザプログラムを実行する事ができるようになります。 SuperMemoryStick(SMS)と呼ばれる、ゲームのセーブデータをバックアップするため のツールを使用します。このSMSにUSBブートケーブルを使用してCWTAプログラムを書き 込みます。SMSを使うと、CWTA起動時にはUSBブートケーブル及びフラッシュカセットは 不要で、SMSとGBAだけを携帯することで外出先でもCWTAが利用できるようになります。 8MBit容量のSMSでは合計で4本のプログラムを書き込む事ができ、とてもコンパクト で価格も安価です。 詳しくは http://optimize.ath.cx/bootcable/sms.html をご参照ください。 ■ GBAにCWTAを入れて携帯する3(SuperCard編) ★お勧め!!★ SuperCardは、GBAのゲームカセットのスロットに挿入する、フラッシュメモリカート リッジの一種です。記憶媒体として、SDメモリカードとCFメモリカードを利用する種類 があります。詳しくは、 http://supercard.hp.infoseek.co.jp/index.html をご覧 ください。 SuperCardを使うと、GBA SPよりも更にコンパクトな GAMEBOY microでもでも動作 すると思います。(未確認) 私は、SDメモリカード版のSuperCardを入手して動作確認したので、SD版を例に説明 していきます。(定価では、SD版の方が安価に入手できるようです) SuperCardを使ってCWTAを利用するのに必要なものは以下です。 (1)GBA SuperCard SD Version (2)SDメモリカード(容量は16MBもあれば十分です) ※デジカメなどに付属してあったものでも使えます (3)パソコンでSDメモリカードに書き込める環境(カードリーダ/ライター) ※Pnasonicなどの一部のパソコンには装備されています。IO-DATAやBUFFALO でもUSB経由で接続するタイプのものが販売されています。 補足)SuperCardでCWTAを利用するだけでしたら、ブートケーブルやSMSは必要 ありませんので、条件によっては必要なトータル費用は安くなります。 (私の場合は、デジカメに付属のSDカードを使って、メモリリーダ/ライタ は持ってましたので、必要な費用はSuperCardのみでした) 尚、SuperCardは、GAMEBANK( http://gamebank.jp/ )から購入する事ができます。 インターネットオークションなどでも、ショップの方が出品されている事もあります。 (ちなみに、私はYahooオークションで入手しました。) 《実行手順》 1. SDメモリカードをパソコンに接続し、SDを"FAT"でフォーマット。 (この作業は、1度だけ行えばよい) 2. ダウンロードした cwta.bin ファイルを、SDメモリカードにコピーする。 (SuperCardの説明書にある、Super Card Softwareによるファイル変換は行わなず に、そのまま転送してよいです) 3. SDメモリカードをSuperCardに入れ、GBAに装着して起動。 4. ファイル選択画面が表示されるので、[UP],[DOWN]ボタンで cwta.bin を選択し て、[A]ボタンで CWTAが開始する。 ※ファイルモードで説明した、自作のテキストファイルを結合したファイルを使う 場合は、上記で説明の cwta.bin ファイルの代わりにコピーして使用します。 SuperCardでは、SD容量の許す限り異なるファイルが記録できるので、異なる自作 テキストファイルを結合したファイルを、名前を変えて複数記録しておく事で、 起動時に選択して実行する事ができます。(素晴らしいですねぇ~) ■ 使用上の留意点及び注意事項 ・パソコンとGBAの接続作業などは、使用者の責任で十分に気を付けて 行ってください。もし、パソコンや機器を破損しても当方はいっさい責任 を負いません。 ・打鍵練習モードでは打鍵スピードは自動認識して追従していきますが、 プログラムが起動された直後の最初の1文字は、まだスピードを検出 できていないためモールス符号が正しく認識されない場合があります。 ■ 出典及び参考文献 ・「HAMLAND CW入門ハンドブック」 JAIA 日本アマチュア無線機器工業会 ・「HAMLAND CW入門 CD」 JAIA 日本アマチュア無線機器工業会 ・「電波法令抄録」 日本アマチュア無線連盟(CQ出版社) ・「3級国試編」(CQモールスカセット・シリーズ) CQ出版社 ・「2級国試編」(CQモールスカセット・シリーズ) CQ出版社 ・「UNIX USER」 2003年6~9月号 ソフトバンク パブリッシング ※Linuxから目覚めるぼくらのゲームボーイ!(第1回~第4回) 西田亙著 ・ゲームボーイアドバンス プログラミングバイブル 大橋修著 すばる舎 ■ 配布・転載について 本プログラムは、フリーウェアソフトです。配布・転載は自由に行って頂いて 構いませんが、著作権を放棄したものではありません。必ずドキュメントファイルなど を含めた一式のファイルを全て配布してください。 ■ サポートについて 作者へのお問い合わせは下記宛の電子メールでお願いします。又、最新版・ベ ータ版のソフト公開や、CWTAの活用事例の紹介なども下記のホームページに て行っていきます。 e-mail : jr4qpv@nifty.com HomePage: http://homepage1.nifty.com/jr4qpv/ ■ 免責 本プログラムの使用にあたっては、使用者自身の責任の下で行ってください。 作者は何の保証もしませんし、本プログラムを使用した上で生じたいかなる損害 についても、作者は責任を負いません。 ■ 謝辞 「Linuxから目覚めるぼくらのゲームボーイ!(第1回~第4回)」という記事が無かっ たら本ソフトは出来なかったでしょう。素晴らしい記事を提供くださった西田亙殿に 本当に感謝致します。 又、サンプルのデータファイルをご提供くださった、亀山豊秀様、ご協力頂き誠に ありがとうございます。 ■ その他 GBAはゲーム機ですが、32bit高性能CPUを搭載した、立派なコンピュータです。 アセンブラやC言語で作ったソフトを一から実行させる事もできます。コンピュータ を理解する上での、素晴らしい教材にもなりますので、興味のある方は、GBA プログラミングに挑戦されてみては・・・。 まだまだ、いろいろと不備なところもあると思いますが、いろいろ便利にして いきたいと思っておりますので、ご要望、ご希望、苦情、バグ情報など、遠慮な く言ってください。(v_v) Writen by JR4QPV ■ 付録1 サポートしているモールス符号 (1)欧文モード ・文字 A~Z ・数字 0~9 ・記号 . , : ? ' - ( ) / " @ ・その他 [HH] [BT] [AR] [AS] [VA] (2)和文モード ・文字 ア~ン ・数字 0~9 ・記号 ー 、 」 ( ) ・特殊 `(ヰ),~(ヱ) ・その他 [ホホ] [ウウ] [ホレ] [ラタ] ※[]は連続文字を表します。 ■ 付録2 記憶サンプル文章 (1)欧文モード …5種類 (2)和文モード …2種類 ■ 付録3 添付のデータファイルサンプル CWTW-Pro用にご提供頂いたデータファイルからCWTA用にアレンジしたものを サンプルとして添付しています。とても有用なテキストデータを提供頂き感謝です。 kame001.txt … 亀山豊秀様 ご提供サンプル(欧文初歩練習用) kame002.txt … 亀山豊秀様 ご提供サンプル(欧文練習テキスト) kame003.txt … 亀山豊秀様 ご提供サンプル(和文練習テキスト・徒然草) 尚、DOS窓から以下の様なコマンドを実行してCWTA本体と結合してから利用ください。 >copy /B cwta.bin+kame001.txt cwta001.bin↓ >copy /B cwta.bin+kame002.txt cwta002.bin↓ >copy /B cwta.bin+kame003.txt cwta003.bin↓ 上記コマンドをバッチファイルにした addsamp.bat も添付します。 ここで作成した、cwta001.bin, cwta002.bin, cwta003.bin のファイルをGBAに転送 してから実行してください。 ■ 付録4 変更履歴 《Vev0.10 2004/05/08》 …試作版公開 《Vev1.00 2004/05/13》 ・送信練習で[]連続文字に対応、和文練習機能に対応。他 《Vev1.01 2004/06/04》 ・TESTモードが選択できなかった不具合の修正。 ・printf.cライブラリーをJSW版オリジナルcprintf.cに変更。 ・練習時間計測をtone_char(),tone_str()の戻値を使い、より正確にした。 ・ブートチップ起動した時にハングする不具合の対策。 《Vev1.10 2005/10/08》 ・開発環境を、Windows版 DevkitAdv Rlease5(Beta3)に変更。 ・新規追加符号の'@'のサポート。 ・ブートケーブルとSuperCardのマルチブートに対応。 ・ファイルモードのテキスト文書機能を追加。(要望を頂いた JS1AES さん TU) ・`(ヰ),~(ヱ)文字のサポート。 《Vev1.11 2005/10/17》 ・テキストブロックの最大定義数を128→99に変更。 ・ファイルモードの画面下のステータス行に、テキストブロック番号を表示するようにした。 ・Bボタンで'M'(Mix)モードの追加。 ・乱数暗文の受信練習和文モードで、Mix('M')時に、`(ヰ),~(ヱ)を含める。 ・ファイルモードに、#FileLine(行ランダム),#FileWord(ワードランダム), #FileChar(文字ランダム)の機能を追加。 ・ファイルモードのオプション指定に、MOD=,CWT=の機能追加。 ・エレキー送信練習時の速度が、指定より遅くなっていた不具合の修正。 ・連続文字発音中に中断した時に、次の練習開始の普通文字が連続文字となって しまう不具合の修正。(文書開始時の"HR HR"が不正に発音される事があった) ・送信練習モードで、通信ポートに電鍵を接続する機能を追加。 ・受信練習モードで、[ホレ],[ラタ]による自動切換に対応。 ・和文モードのサンプル文章を1つ追加(ジュゲム)。 ・ファイルモードのループ時の、自動Next('N')、自動Mix('M')の機能追加。