新石器Wiki

近年はシリコン(石)から進化した便利なもので溢れる時代。そんな気になった事や試した事など記す。

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programing:tkernel-programing:tk-dly-tsk-time


tk_dly_tsk(1)での待ち時間

tk_dly_tsk(1)での待ち時間は、1~2mSになる。

経緯

以下のコードを実行して、信号をオシロで実測したら2m秒周期となったので確認した。

while (1) {
    tk_tly_tsk(1);      /* 1m秒待ちのつもり */
    port_inv();         /* ポート信号反転 */
}

説明

t-kernelの仕様書を確認すると、「(1)を指定した場合は、内部Tickタイマーの2回目の検出で起床する」と書かれている(尚、0指定は出来ない)。
たぶん、最低でも指定した待ち時間以上は確保するとの考え方のよう。

対応

1m秒待ちしたい場合は、T-Kernelの「周期ハンドラ」を使うか、自前でハードタイマ割込みでイベントフラグなどを使う。

補足

  • アバウトな待ち時間が必要な場合は、tk_dly_tsk()でも十分使える。
  • iTronでもたぶん同様の動き。
programing/tkernel-programing/tk-dly-tsk-time.txt · 最終更新: 2019/05/08 10:16 by yoko