develop:rtk_kernel:rtk_kernel-rzt1:build:build-console
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目次
コンソール ビルド
Windowsのmsys2環境のコンソールでのビルド例を説明する。MacやLinuxでも同様なのでそれぞれの環境に読み換えてください。
準備
ビルド環境構築
コンパイル環境は「ytkernel-build-toolchain」記事の手順でインストールしてあるものとする。
プロジェクトの取得
コマンドシェルからプロジェクト一式を取得するには、作業フォルダ(例:c:\work\tk-optsys\
)に移動しておいて下記コマンドを実行。
$ cd /c/work/tk-optsys/ $ git clone https://github.com/jr4qpv/yt-kernel.git
- sourcetreeなどの、GUIツールを使って取得するのも便利。
コンパイル手順
T-Monitor, config, T-Kernel の3つのファイルを作成する。
環境変数の設定
コンパイル実行するには、下記環境変数が設定されている事が必要。
環境変数 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
BD | T-Kernelソースのベースパス | |
GNU_BD | ARMコンパイラのベースパス |
$HOME/.bashrc
に下記設定を追記しておくと便利。本プログラムは C:¥work¥
にgitで取得したものとする。
export BD=/C/work/yt-kernel/tkernel_source export GNU_BD='/C/Program Files (x86)/GNU Tools ARM Embedded/6 2017-q2-update'
T-Monitorのコンパイル
下記フォルダにて make
を実行する事でコンパイルする。
ビルドフォルダ | 備考 |
---|---|
$BD/monitor/tmmain/build/app_rzt1 |
.debug
ついたフォルダでコンパイルするとデバック情報を付加するmake clean
で生成されたファイルを削除
生成されるT-Monitorオブジェクトファイル
ファイル名 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
tmonitor | elfファイル | |
tmonitor.mot | Sフォーマットファイル |
config情報のコンパイル
下記フォルダにて make
を実行する事でconfigファイルを作成する。
ビルドフォルダ | 備考 |
---|---|
$BD/config/build/app_rzt1 |
make clean
で生成されたファイルを削除
生成されるconfigオブジェクトファイル
ファイル名 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
rominfo-rom | elfファイル | |
rominfo-rom.bin | バイナリファイル | ←これを利用 |
rominfo-rom.mot | Sフォーマットファイル |
T-Kernelのコンパイル
下記フォルダにて make
を実行する事でコンパイルする。
ビルドフォルダ | 機種 | 備考 |
---|---|---|
$BD/kernel/sysmain/build/app_rzt | RSK評価基板 |
.debug
ついたフォルダでコンパイルするとデバック情報を付加するmake clean
で生成されたファイルを削除
生成されるT-Kernelオブジェクトファイル
ファイル名 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
kernel-rom.rom | elfファイル | |
kernel-rom.bin | バイナリファイル | ←これを利用 |
kernel-rom.mot | Sフォーマットファイル |
コンパイルの実行例
$ cd $BD/monitor/tmmain/build/app_rzt1 $ make $ cd $BD/config/build/app_rzt1 $ make $ $BD/kernel/sysmain/build/app_rzt1 $ make
develop/rtk_kernel/rtk_kernel-rzt1/build/build-console.1571892024.txt.gz · 最終更新: 2019/10/24 13:40 by yoko