tk_dly_tsk(1)での待ち時間 ======================== `tk_dly_tsk(1)`での待ち時間は、1~2mSになる。 経緯 ---- 以下のコードを実行して、信号をオシロで実測したら2m秒周期となったので確認した。 while (1) { tk_tly_tsk(1); /* 1m秒待ちのつもり */ port_inv(); /* ポート信号反転 */ } 説明 ---- t-kernelの仕様書を確認すると、「(1)を指定した場合は、内部Tickタイマーの2回目の検出で起床する」と書かれている(尚、0指定は出来ない)。 たぶん、最低でも指定した待ち時間以上は確保するとの考え方のよう。 対応 ---- 1m秒待ちしたい場合は、T-Kernelの「周期ハンドラ」を使うか、自前でハードタイマ割込みでイベントフラグなどを使う。 補足 ---- * アバウトな待ち時間が必要な場合は、`tk_dly_tsk()`でも十分使える。 * iTronでもたぶん同様の動き。