スケジューリングポリシーと優先度
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スケジューリングポリシー
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Linux スケジューラーではスレッドの実行場所と実行期間を決定する数種類のスケジューリングポリシーを実装している。大きく分けると通常ポリシーとリアルタイムポリシーの 2 種類のカテゴリーに分けられる。


^  ポリシー     ^  値  ^ 説明                                        ^ 備考            ^
| SCHED\_FIFO   | 1    | 静的優先度のスケジューリング                |                 |
| SCHED\_RR     | 2    | ラウンドロビン方式の優先度スケジューリング  |                 |
| SCHED\_OTHER  | 0    | デフォルトのスケジューリングポリシー        | タイムスライス  |


優先度
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SCHED\_FIFO と SCHED\_RR スレッドの優先レベルは 1 から 99 で指定することができ、__99 が最も高い__優先度になる。

### macOSでの優先度範囲
macOSで指定できる優先度は 1〜99 ではなく、POSIX.1-2001 で要求される最低 32 種類のレベル指定となっている模様。(macOS Monterey 12.4で確認)  
なので、設定きできる優先度の範囲は、 `sched_get_priority_min` と `sched_get_priority_max` を使って調べてから利用する。



参考
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  * [[https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/7/html/performance_tuning_guide/sect-red_hat_enterprise_linux-performance_tuning_guide-configuration_suggestions-tuning_scheduling_policy|スケジューリングポリシーの調整]]
  * [[https://manpages.ubuntu.com/manpages/jammy/ja/man7/sched.7.html|sched - スケジューリング API の概要]]